NURO光 無料レンタルルーター(ONU)機種一覧
NURO光では、インターネット接続に不可欠なルーター機能とONU(Optical Network Unit:光信号を電気信号に変換する機器)機能を一体化した機器を、原則無料でレンタル提供しています。これにより、ユーザーは別途ルーターを購入する必要がなく、手軽に高速インターネット環境を構築できます。提供される機種は時期やキャンペーンによって変動する場合がありますが、ここでは現在主に提供されている機種とその特徴について解説します。
主なレンタルルーター(ONU)機種
現在、NURO光で主にレンタルされているルーター(ONU)は、以下の機種が挙げられます。
ZTE製 「ZXHN F660T」
ZTE製「ZXHN F660T」は、NURO光で長らく標準的に提供されてきた機種の一つです。Wi-Fi 5(IEEE 802.11ac)に対応しており、最大通信速度は下り最大2GbpsのNURO光の性能を最大限に引き出すことが可能です。
機能面では、Wi-Fi機能に加え、ひかり電話(オプションサービス)を利用するための機能も備えています。また、IPv6ブリッジ機能も搭載しており、IPv6 IPoE接続による高速通信にも対応しています。
ポート構成としては、LANポートが4つ搭載されており、有線接続で複数のデバイスを接続することも可能です。
バッファロー製 「BF-ONU GJ7100」
バッファロー製「BF-ONU GJ7100」も、NURO光で提供されている代表的な機種です。こちらもWi-Fi 5に対応しており、下り最大2Gbpsの通信速度に対応しています。
バッファローはネットワーク機器メーカーとして高い信頼性があり、安定した通信品質が期待できます。ZXHN F660Tと同様に、ひかり電話機能やIPv6 IPoE接続に対応しています。
LANポートは4つ備わっており、有線接続の利便性も確保されています。
ソニー製 「NS-ONU ARM-01」
ソニー製「NS-ONU ARM-01」は、NURO光の独自性を感じさせる機種と言えるでしょう。こちらもWi-Fi 5に対応し、下り最大2Gbpsの速度をサポートしています。
ソニーが開発に携わっていることから、デザイン性やユーザビリティに配慮された設計がされている可能性があります。機能面では、Wi-Fi、ひかり電話、IPv6 IPoE接続など、基本的な機能は網羅しています。
LANポートの数も標準的な4ポートとなっています。
その他(時期による変動)
上記以外にも、NURO光の開通時期やキャンペーンによっては、別のメーカーの機種や、より新しい規格に対応した機種が提供される可能性もあります。例えば、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)に対応した機種が登場すれば、さらに高速かつ安定した無線通信が期待できるようになります。
提供される機種は、So-net(NURO光の運営会社)の判断や、各メーカーとの契約状況によって変動するため、申し込み時に最新の情報を確認することをおすすめします。
ルーター(ONU)の機能と特徴
NURO光でレンタルされるルーター(ONU)は、単なるインターネット接続機器にとどまらず、様々な機能を備えています。
Wi-Fi機能
最も重要な機能の一つが、Wi-Fi機能です。提供される機種は、現在主流のWi-Fi 5(IEEE 802.11ac)に対応しており、下り最大2Gbpsの高速通信を無線で実現します。これにより、スマートフォン、タブレット、ノートパソコンなど、様々なデバイスをワイヤレスでインターネットに接続できます。
一部の機種では、デュアルバンド(2.4GHz帯と5GHz帯)に対応しており、干渉の少ない5GHz帯を高画質動画の視聴やオンラインゲームなどに、安定した2.4GHz帯を広範囲な通信に使い分けることができます。
ONU機能
ONU(Optical Network Unit)は、光ファイバーケーブルから伝送されてくる光信号を、コンピューターが扱える電気信号に変換する役割を担います。NURO光の下り最大2Gbpsという超高速通信は、このONU機能が正確かつ高速に動作することで実現されています。
ひかり電話機能(オプション)
NURO光では、オプションサービスとしてひかり電話を提供しています。レンタルされるルーター(ONU)の多くは、このひかり電話機能に対応しており、別途TA(ターミナルアダプタ)を用意することなく、ひかり電話サービスを利用できます。
IPv6 IPoE対応
近年、インターネットの混雑緩和や通信速度の向上に貢献するIPv6 IPoE接続が注目されています。NURO光で提供されるルーター(ONU)は、このIPv6 IPoE接続に標準で対応しており、特別な設定なしに高速で安定したインターネット通信を楽しむことができます。
LANポート
有線接続を必要とするデスクトップパソコンやゲーム機、NAS(Network Attached Storage)などを接続するために、複数のLANポートが搭載されています。通常、4ポート搭載されており、家庭内での有線ネットワーク構築も可能です。
利用上の注意点
NURO光の無料レンタルルーター(ONU)を利用する上で、いくつか注意しておきたい点があります。
機種の指定は原則不可
提供されるルーター(ONU)の機種は、NURO光側で決定されます。ユーザーが特定の機種を指定してレンタルすることは、原則としてできません。
故障・紛失時の対応
レンタル機器が故障したり、紛失したりした場合は、NURO光のサポートセンターに連絡する必要があります。無償交換の対象となる場合もありますが、過失による故障や紛失の場合は、有償となる可能性もありますので、丁寧な取り扱いが求められます。
機器の返却
NURO光を解約する際には、レンタル機器を返却する必要があります。返却を怠ると、違約金が発生する場合がありますので、解約手続きの際に返却方法や返却先をしっかり確認しましょう。
最新規格への対応
提供される機種は、最新のWi-Fi規格(例:Wi-Fi 6)に必ずしも対応しているとは限りません。もし、最新規格のWi-Fi環境を構築したい場合は、NURO光のレンタル機器に加えて、自身で高性能なWi-Fiルーターを別途購入し、ブリッジモードなどで連携させる方法も検討できます。
まとめ
NURO光で無料レンタルされるルーター(ONU)は、下り最大2Gbpsの高速通信を支える重要な役割を担っています。提供される機種は、ZTE製「ZXHN F660T」、バッファロー製「BF-ONU GJ7100」、ソニー製「NS-ONU ARM-01」などが中心ですが、時期によって変動する可能性があります。これらの機器は、Wi-Fi 5対応、ひかり電話対応、IPv6 IPoE対応など、充実した機能を備えています。機種の指定はできませんが、NURO光の高速インターネット環境を手軽に利用できる大きなメリットとなります。利用上の注意点も理解した上で、快適なインターネットライフをお送りください。

コメント