ドコモ光からNURO光への事業者変更について
ドコモ光をご利用中の方が、NURO光への乗り換えを検討されるケースは少なくありません。結論から申し上げますと、ドコモ光からNURO光への「事業者変更」は、原則としてできません。これは、両サービスが異なる種類のインターネット接続サービスであることに起因します。
事業者変更とは
「事業者変更」とは、一般的にFTTH(Fiber To The Home)方式の光回線サービスにおいて、同じ光ファイバー網を利用している事業者の間で契約を乗り換える手続きを指します。代表的な例としては、フレッツ光およびフレッツ光のコラボレーションモデル(ドコモ光、ソフトバンク光、ビッグローブ光など)の間での乗り換えや、auひかりやSo-net光プラスのような独自の設備を持つサービス間での乗り換えが挙げられます。
事業者変更のメリットは、工事が不要で、現在の電話番号を引き継げる場合が多いことです。これにより、乗り換え手続きが比較的スムーズに進みます。
ドコモ光とNURO光の接続方式の違い
ドコモ光は、NTT東西が提供する「フレッツ光ネクスト」の設備を借りてサービスを提供している「コラボレーションモデル」です。つまり、NTTの光ファイバー網を利用しています。
一方、NURO光は、ソニーネットワークコミュニケーションズが自社で整備した専用の光ファイバー網(GPON方式)を利用してサービスを提供しています。これは、フレッツ光などのNTT網とは完全に独立した設備となります。
この接続方式と設備網の違いにより、ドコモ光からNURO光への事業者変更という形での乗り換えは不可能となります。
ドコモ光からNURO光への乗り換え方法
ドコモ光からNURO光へ乗り換える場合、新規申し込みという形での手続きが必要となります。これは、事実上、ドコモ光を解約し、NURO光を新たに契約することになります。
解約手続きと新規契約
まず、ドコモ光の契約を解約する必要があります。解約にあたっては、契約期間の確認が重要です。契約更新月以外での解約には、契約解除料が発生する場合があります。ドコモ光の契約解除料は、契約プランや契約時期によって異なりますので、事前にドコモに確認することをおすすめします。
また、ドコモ光でレンタルしているONU(光回線終端装置)などの機器は返却する必要があります。返却方法についても、ドコモの案内に従ってください。
次に、NURO光を新規で申し込みます。NURO光の申し込みは、公式サイトから行うのが一般的です。
開通工事について
NURO光は、独自の設備を利用するため、原則として開通工事が必要です。この工事は、宅内工事と宅外工事の2段階に分かれることが多く、完了までに数週間から数ヶ月かかる場合もあります。特に、集合住宅の場合は、建物の管理組合の許可が必要になることもあり、工事日程の調整に時間がかかることがあります。
工事費については、NURO光ではキャンペーンによって実質無料になる場合が多いですが、解約工事費(ドコモ光)や初期工事費(NURO光)の有無や金額については、申し込み時に十分に確認しておく必要があります。
電話番号の引き継ぎ
ドコモ光でひかり電話を利用している場合、NURO光でひかり電話サービス(NUROでんわ)を申し込むことで、一部の電話番号を引き継げる可能性があります。ただし、引き継ぎには条件がある場合や、引き継げない電話番号も存在します。NTT加入電話からの番号ポータビリティとは仕組みが異なるため、必ず申し込み前にNURO光のサポートセンターに詳細を確認してください。
乗り換えにおける注意点
ドコモ光からNURO光への乗り換えは、事業者変更ではないため、以下の点に注意が必要です。
工事期間と一時的なインターネット中断
ドコモ光の解約手続きとNURO光の開通工事を並行して進めることになります。NURO光の開通工事が完了するまで、インターネットが利用できない期間が発生する可能性があります。この期間を最小限にするためには、ドコモ光の解約時期とNURO光の開通工事時期を慎重に調整する必要があります。
工事の遅延なども考慮し、余裕を持ったスケジュールで進めることをおすすめします。
工事費と解約違約金
前述の通り、ドコモ光の解約時には契約解除料が発生する可能性があります。また、NURO光の新規契約時には初期工事費がかかります。キャンペーンで工事費が実質無料になる場合でも、契約期間中に解約すると工事費残債が発生することがあるため、契約条件をよく確認してください。
これらの費用を総合的に比較検討し、実質的な負担額を把握することが重要です。
プロバイダーの選択
ドコモ光は、プロバイダーがドコモに限定されていますが、NURO光はソニーネットワークコミュニケーションズが直接提供しています。プロバイダーによるサービス内容の違いは少ないですが、キャンペーン内容やサポート体制などを比較検討すると良いでしょう。
キャンペーンの活用
NURO光は、新規契約者向けのキャンペーンを積極的に実施しています。キャッシュバックや月額料金割引など、お得な特典が用意されていることが多いです。これらのキャンペーンを最大限に活用することで、乗り換えにかかる費用を抑えることができます。申し込み前に、最新のキャンペーン情報を公式サイトで確認することをおすすめします。
まとめ
ドコモ光からNURO光への「事業者変更」は、不可能です。乗り換えには、ドコモ光の解約とNURO光の新規契約という手続きが必要となります。この過程では、解約違約金、初期工事費、工事期間中のインターネット中断といった注意点があります。乗り換えを検討される際は、両サービスの契約内容、費用、工事のスケジュールなどを十分に比較検討し、計画的に手続きを進めることが肝心です。

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